福岡市に発達障害支援拠点、23年度開所 就労支援機能も集約

 福岡市は9日、発達障害のある人を支援する拠点施設を同市中央区舞鶴の福岡保護観察所跡に新築し、2023年度に開所させると発表した。相談を受け付ける「市発達障がい者支援センター」と、さまざまな障害のある人の就労を後押しする「市障がい者就労支援センター」の機能をそれぞれ拡大した上で、同じ施設に移転させる。連携を密にすることで、より多くの人を就労につなげる狙い。発達障害の相談と、就労支援を1カ所に集約した施設は珍しいとしている。

 新拠点は7階建てで、延べ床面積約5千平方メートル。広さは、発達障がい者支援センターが現在の約40倍に、就労支援センターが約1・6倍になる。市は職員の拡充も検討。障害のある人の交流施設も新たに設置し、入居する。

 発達障害は集中力を保ちにくい、人と関わるのが苦手といった特性があり、仕事が長続きしないことが指摘されている。市によると、発達障がい者支援センターの相談の半数は当事者が18歳以上で、就労支援の強化が課題となっている。市は新施設の早期開所を目指していたが、保護観察所を取り壊す際にアスベストが見つかり、着工がずれ込んだという。(川口安子)

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