「ブックサンタ」に賛同の輪 古賀市の団体も協力

 長引くコロナ禍での子ども支援として、経済的な理由や病気などで厳しい状況に置かれている全国の子どもたちへクリスマスに絵本を届ける社会貢献活動「ブックサンタ」が注目されている。東京のNPOが全国の書店と一緒に取り組んでおり、今年は全国120の子育て支援団体も協力。より多くの子どもたちに本が届けられそうだ。

 ブックサンタはNPO法人チャリティーサンタ(清輔夏輝代表理事)が2017年に始めた。参加希望者は、登録された書店で子ども向けの本を買い、ブックサンタ用であることを伝えて託す。集まった本はクリスマスプレゼントとして全国の子どもたちに贈られる仕組み。初年は848冊だった寄付冊数は、コロナ禍の昨年は2万冊を超えた。清輔さんは「『思い出不足』となっている子どもたちを支援するという趣旨に、賛同者が増えている」と実感する。

 これまでは本を希望する家庭に同法人のボランティアサンタが届けたり発送したりしていたが、より多くの子どもが本を手にできるようにと、各地の団体との連携を強めている。

 活動に共鳴した団体の一つが福岡県古賀市のグループ「HUG(はぐ)っこ」。子どもの居場所づくりのほか、コロナ禍で生活状況が厳しくなっている家庭の支援も続けている。「コロナ禍での支援は食料優先で本は二の次だが、成長過程で心の支えになる一冊をぜひ届けたい」と考えるメンバーは、同市教育委員会の協力を得て、交流事業に参加した児童生徒など市内の700人を超す子どもたちに渡すことに。法人からは絵本や児童書のほか、中学生向けに重松清、瀬尾まいこなどの文庫小説も届いており、配布準備に追われている。

 ブックサンタへの賛同者は24日まで、全国461の書店で参加できる。ホームページは「ブックサンタ」で検索可能。

 (今井知可子)

関連記事

PR

PR