離れても、諦めずに呼び続けよう iimaがマリンワールド海の中道でライブ

 会いたい、会えない。でも諦めずに「おーい」とあなたを呼び続けるから-。新型コロナウイルス禍が続いた2021年が終わる。夫婦デュオ「iima(イーマ)」が22日夜、福岡市東区の水族館「マリンワールド海の中道」でライブを開いた。外洋大水槽で泳ぐ魚たちを背景に、語り掛け、包み込むような歌声が響き、聴衆は聞き入った。

 ライブは、同館とLOVE FM、西日本新聞社の共催。「今年もお疲れさま」の思いと、一年のモヤモヤを流し去ろうとの願いを込めて「あらお わらお うたお」と名付けた。

生配信される中で演奏する「iima」のボーカル・永山マキさん(右)とイシイタカユキさん=福岡市東区(撮影・三笘真理子)

 1曲目は、iimaの2人が10年前、東京から福岡へ移住したばかりの頃の心細さをつづった「はじめはひとりで座っていた」、2曲目は、小さな命を慈しむ気持ちを軽やかなリズムに乗せた「はじめまして赤ちゃん」から始まるメドレー。これまでに手掛けた福岡・九州のCM曲やテーマ曲が次々と登場した。永山マキさんのぬくもりのある歌声と、イシイタカユキさんの優しいギターの音色が溶け合う。水深7メートルの外洋大水槽では、サメ、エイ、イワシが泳ぎ回り、特別なステージを演出する「スクリーン」となった。

   ◇    ◇

 ライブには、福岡の人気ラジオパーソナリティー大田こぞうさんも登場。「2021年にあったモヤモヤしたこと」をテーマに事前募集した投稿を紹介して、iimaの2人と語り合った。「疎遠になっていた昔の友人が自分の仲間たちと交流を始め、居心地が悪くなった。どうしたらいいんだろう」という相談に、イシイさんは「うまく交わらなくてもいいから、お互いに寄り添っていけたら」と答え、アンサーソングとしてマリンワールドのCM曲「海のあお 空のあお」を披露した。

 交わることのない世界 ゆらりゆられてゆくよ でも どこまでも どこまでも よりそう 

 最後の曲は「おーいおーい」。コロナ禍で人と会う機会が減ってしまったことについて、イシイさんは「物理的(な距離や)、心の距離があっても、諦めないで『おーいおーい』と呼び続けて理解するよう努力することが大事なんじゃないでしょうか」。永山さんも「ずっとずっとみなさんと『おーいおーい』と呼び合えたらいいなと思っています」と呼び掛けた。曲のクライマックスでは、水槽いっぱいに広がる泡とイワシの群れのダンスが、幻想的な世界を演出。約50人の観客も声を合わせ、会場は希望に満ちた雰囲気が漂った。アンコールではクリスマスソングを情感豊かに歌い上げた。

語り合う(左から)大田こぞうさん、イシイタカユキさん、永山マキさん=福岡市東区(撮影・三笘真理子)

 ライブの様子は、西日本新聞meの視聴ページや動画サイトのユーチューブで無料配信。福岡市・天神にある3カ所のソラリアビジョンでも映像が流れた。企画の趣旨に賛同する九州各地の飲食店などへも配信された。(松元茜)

   ◇    ◇

 ライブのアーカイブ動画は西日本新聞meの視聴ページで後日公開の予定。meの有料会員登録(本紙購読者は追加料金なし)が必要。

福岡県の天気予報

PR

開催中

絨毯 キリム展 

  • 2022年1月13日(木) 〜 2022年1月17日(月)
  • 街角ギャラリーMIMOZA
開催中

現代版画2022

  • 2022年1月12日(水) 〜 2022年1月17日(月)
  • 福岡三越9階岩田屋三越美術画廊

PR