ハラショー! 閉店した福岡の老舗「ツンドラ」のボルシチ、レトルトで復活

 福岡市・天神地区にあり、5月に61年の歴史に幕を下ろしたロシア料理店「ツンドラ」の看板メニュー「ボルシチ」が、レトルトパックで復活した。周囲の協力もあり、レトルトでの提供を実現した2代目店主の徳永哲宥さん(77)は「家族や恋人、友人と食事をした懐かしい店の記憶を、ロシアの家庭の味で思い出してほしい」と話している。

 ツンドラは地元の人たちだけでなく、俳優の故菅原文太さんなど昭和の銀幕スターやプロ野球選手などにも愛された。だが、後継者不在や地価の高騰にコロナ禍が追い打ちをかけ、閉店することに。人気商品だったボルシチの缶詰も販売終了となった。

 「ツンドラは家族の思い出だった」「ボルシチを残して」。閉店後も届くファンからの便りを読み、徳永さんはレトルトパックでの商品化を決意。10年以上ボルシチの缶詰を販売していためんたいこ製造販売「ふくや」(福岡市)の川原武浩社長(50)が販売を買って出てくれたことで、復活を果たした。

 川原社長も子どもの頃から家族でツンドラを訪れており、急な閉店でボルシチを食べ損ねたことを悔やんでいたという。

 レトルトパック(1人前)は税込み648円。11月からふくやの直営店や通販で販売しているが、人気が高く、現在在庫切れ。来年1月中旬以降に再入荷する予定という。

 (古川剛光)

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