「ひまわり」の明と「糸杉」の暗

「南仏プロバンス」と聞けば、きらめく陽光に抜けるような青空、美しい街並み、ブドウ畑、一面を紫に染めるラベンダー…。明るさに彩られた風景が浮かぶ。ゴッホの「ひまわり」を思い起こす人もいよう。黄色とオレンジのさまざまな色調が見る者を引き付けて放さない▼この名画は親友ゴーギャンと共同生活するために、アルルに借りたアトリエ「黄色い家」を飾る絵として描かれた。だが、2人の良好な関係は長続きしなかった▼心を病んだゴッホはサン・レミの療養所に入院した。そこでは「ひまわり」とは「正反対ながら同質のもの」が絵の主題となった。暗い緑の色調を探求した「糸杉」である...

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