ドラ1風間球打が「300勝」「沢村賞複数回」を敢えて口にする理由

 ソフトバンクにドラフト1位で指名されて入団した風間球打投手(18)=秋田・ノースアジア大明桜高=が、西日本新聞の単独インタビューで「1番」の誓いを掲げた。球団の投手では62年ぶりに背番号1を背負う最速157キロ右腕。高校ナンバーワン投手に導いた「恩師」への感謝や「高校ビッグスリー」と称された同学年のライバルへの意識などを明かした。

 元日に「1」にまつわる誓いを立ててもらえれば。

 「まずは1年目に1軍で1勝。プロとしていいスタートを切れれば。将来的には令和で一番活躍したといわれる投手になりたい」

 これまでも「300勝」や「沢村賞を複数回獲得」など大きな目標を口にしてきた。

 「高校で指導してもらった尾花高夫さん(ダイエーなどで投手コーチを務め、現ヤクルト2軍投手チーフコーチ)の存在が大きい。『自分は目標の100勝に到達したら、気持ちが緩んで、そこから勝てなくなった。おまえは高い目標を設定しろ』と言われて、意識が変わった」

 投手としても大きく成長できた。

 「フォームに力強さはあるが、ばらつきもあるタイプだった。それでも『その投げ方でもいいから10球中8球はストライクを投げろ』と自分に合わせた指導をしていただいた。長所を認めてもらえて自信が付いたし、伸び伸びとやれた」

 プロ入り後に連絡は。

 「連絡先を知らない。プロで活躍することが恩返しだと思う」

 DeNA1位の小園(市和歌山高)、阪神1位の森木(高知高)とともに「高校ビッグスリー」と言われてきた。特別な意識は。

 「ずっと意識はしていた。尊敬というか、2人の方がはるかにすごいと思いながらやっていた。プロに入ったからにはやっぱり負けたくない」

 昨季は佐々木朗(ロッテ)、奥川(ヤクルト)、宮城(オリックス)ら高卒2年目の投手が活躍した。どう見たか。

 「高校時代からすごい投手でも、1年目はあまり(1軍で)投げられなかった。宮城さんは(1年目に)2軍ですごく成績が良かったと聞いて自分も調べてみた。1軍に出られないとしても、ファームでどれだけ力を発揮できるかが大事なのかなと思う」

 同じ東北の高校を出た佐々木朗(岩手・大船渡高出身)と比較されることも多かった。昨季の活躍をどう感じたか。

 「高校時代は直球が速いというイメージだったが、今年はフォークの落ち幅がすごい上、コンスタントに155キロを投げられていた。1年目に何をしたらここまで磨き上げられるのかと。これがプロの世界なんだと感じた。自分のプロ入り後とイメージを重ねている部分はある」

 憧れの投手に千賀を挙げている。聞いてみたいことは。

 「まずは体づくりについて。あれだけの球を投げるために、どういう考えでどういうトレーニングをどれくらいの頻度でやっているのかを聞いてみたい」

 色紙には「チームの柱」と書いた。どういう投手のイメージか。

 「『風間が投げるならきょうは勝てる』と頼られるイメージ。誰からも『やってくれる』と思われるような投手になりたい」

 間球打(かざま・きゅうた)2003年10月11日生まれ。山梨県出身。甲州市の奥野田小1年から野球を始め、塩山中時代は「笛吹ボーイズ」でプレー。ノースアジア大明桜高に進学し、3年夏の秋田大会で最速157キロをマーク。甲子園では2回戦敗退も、この大会最速の152キロを計測した。183センチ、84キロ。右投げ左打ち。

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