【2位】忘れられない3カ月連続コンサート〈HKT48十大ニュース2021〉

 2021年の十大ニュース、2位には5月から3カ月連続開催された三つのコンサートを挙げたい。新型コロナウイルス禍の中で活動は制限された状態だったが、いずれもグループにとって大きな意味を持つステージだった。

 まずは5月29日。北九州市のソレイユホールで約1年4カ月ぶりに単独コンサートが開催された。日韓両国のメンバーで構成したガールズグループ「IZ*ONE」から宮脇咲良と矢吹奈子が復帰した最初のステージ。一方で、宮脇が卒業を発表していたため非常に貴重な舞台となったが、新型コロナの影響もあり、報道陣が会場に入ることはできなかった。

 夜の部が森保まどかの卒業ライブだった。宮脇も含めた1期生で歌った「手をつなぎながら」など泣かせる演出もありつつ、この時点で最高のHKT48を感じられる構成だった。

 この日、森保の卒業を記念したグッズとしてカステラが会場で販売された。私もさまざまに努力し確保することができた。ピアノの鍵盤があしらわれたカステラは少ししょっぱかった…と書きたいところだが、普通に甘かった。その後、血糖値が跳ね上がったことは言うまでもない。

 6月19日。HKT48を応援してきた期間が長ければ長いほど、この日を忘れることはできないだろう。マリンメッセ福岡で開かれた宮脇咲良の卒業コンサート。グループの先頭を走り続け、国際的にも知名度を上げた宮脇の歩みを象徴するかのように、会場には若い女性ファンが数多く詰めかけていた。自分の軌跡をたどるような楽曲を現メンバーと披露していく様は、尊敬する指原莉乃の最後の舞台をほうふつとさせた。

 アンコールで兒玉遥が登場した名シーンを忘れることはないだろう。そのシルエットを見たときの高揚感と、ぎゅっと胸を締め付けるような感覚は今も忘れられない。3年半遅れの兒玉遥の「卒業式」に、指原も登場。もうこれ以上のぜいたくは言うまい、と思った。宮脇でしか、宮脇だからこそできた、HKT48にとって一つの区切り。一時代を築いた3枚看板が伝説となり、新たな物語が始まった瞬間だった。「夏の前」-。何かが始まりそうな、そんなワクワクが胸にあった。

 7月24日。3カ月連続のコンサートを締めくくるのは、初の単独開催となった「リクエストアワー セットリストベスト50」だった。人気楽曲の上位50曲を、カウントダウン形式で披露していく48グループの人気イベントのHKT版だ。メンバーにとっても念願の初開催だったが「鉄人」と呼ばれる下野でさえ「今までで一番大変だった」と言うほど舞台裏はハードだった。

 ステージにはメンバーが着席できる「ひな壇」が設けられた。パフォーマンスするメンバーと一緒に盛り上がるのが「HKT流」。だが、衣装チェンジも多く、村重杏奈など「ひな壇」で盛り上げることを身上とするメンバーは、衣装スタッフから捜索の対象になることもしばしばで、メンバーの地頭江音々が「村重さん、着替え!」と呼びに行くこともあったという。

 結果は2位が4期生の「さくらんぼを結べるか?」、1位が5期生の「真っ赤なアンブレラ」。ファンがグループの未来を支持した結果だろう。一方で、コンサートの成功には経験豊富な1期生や2期生、そしてどんな状況にも柔軟に対応できる3期生ら先輩の存在が欠かせなかったことは言うまでもない。10年目のHKT48だったからこそできたライブであり、見せることのできた未来だったのだろう。(古川泰裕)

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