「先生に教わったこと全てが今の自分」 小嶺監督の死を教え子ら惜しむ

 長崎・国見高の監督、総監督を務めた小嶺忠敏さんが死去した7日、九州でしのぎを削った高校の指導者や教え子が感謝の言葉を口にした。

 国見高で全国選手権を制し、昨季限りで現役を引退した元日本代表の大久保嘉人さん(39)は会員制交流サイト(SNS)に「先生に教わったこと全てが今の自分になっています。サッカー人生を見届けてくださり、本当にありがとうございました」などとつづった。

 東福岡高の志波芳則総監督(71)は国見高から勝負の厳しさを教えられたことが後の全国制覇などにつながったと言い、「単に指導者ではなく教育者。人間づくりにも厳しかった。学ばせてもらった」と惜しんだ。

 長崎・島原商高時代の教え子でJ3北九州の小林伸二スポーツダイレクターは「指導者として、情熱、選手を大事にする、自分で動いてみせる、ということを教わってきました」と感謝した。

 国見高出身で福岡などで活躍した中村北斗さんは「サッカーだけでなく、人間として大事なことも教わった。いつもパワフルなあの笑顔が見られなくなるのは残念です」と惜しんだ。

 J2長崎からJ3愛媛に移籍したGK徳重健太は「国見高の時、大久保さん、小嶺先生とサッカーが盛んな長崎にプロチームがないのは寂しいと話したことがあった」と思い出を語った。長崎は小嶺さんの尽力で誕生。「長崎のチームでプレーできて本当に幸せだった」と声を詰まらせた。

 

「日本サッカーは九州から」大津高・平岡総監督にも継承

 全国高校サッカー選手権で九州勢として唯一4強入りした大津高(熊本)の平岡和徳総監督(56)は「昨年12月中旬の公式戦で奥さまに支えられるように歩かれていた。声を掛けられず、心配していた」と絶句した。

 指導者になって以降、何度も相談をした。「一番学んだのは教え子への情熱。先生に追い付かなければ九州で1番になれないと思い、先生以上に(練習試合をするために)マイクロバスで走り回ろうとした」。昨夏の練習試合の際、小嶺氏がスポーツドリンクを作って選手に飲ませる姿に情熱の大切さを再認識。「思い出すと涙が出る」と惜しんだ。

 大津には初優勝がかかっている。「先生は『日本のサッカーは九州から』を合言葉に、常にサッカーの未来を考えた。九州で近くにいた人間として、功績をつなげなければ」と語った。 (末継智章)

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