甘い掘り出し物 #この一枚

 輝く透明な水晶、精巧に切り出されたルビー、グラデーションが美しいアメシスト…。思わず見とれる宝石の数々だが、実はこれ、全部食べられるお菓子なのだ。福岡市南区大池の「ハラペコラボ ミュージアムショップ&カフェ」が提供する、寒天で作る「こうぶつヲカシ」が人気を集めている。

 材料は、寒天と砂糖で作る和菓子の「珀(  はく)糖」。刃物で切り出したり、他の塊と組み合わせたりと、一つ一つが手作業で形作られる。鮮やかな色は全て天然の色素を使うこだわりのほか、リキュールや果汁を駆使して、ラズベリー、シャンパン、抹茶など多彩な味付けを実現させている。

 「ハラペコラボ」は、飲食業の経験を持つ人や、子育て世代の母親らからなるグループ。2017年からオンラインで販売を開始し、20年秋には現在の直営店カフェをオープンさせた。お菓子の宝石を載せたパフェやアイスクリームを出すと、瞬く間に会員制交流サイト(SNS)などで人気が拡大。昨年末には、大手百貨店が手掛けた人気ゲーム「ファイナルファンタジー」とのコラボ企画に参加。開発・販売した商品「クリスタルのカケラ」は数分で完売したという。

 出来たての時に見える透明感や光沢は、まるで本物の宝石のよう。しばらく時間がたつと、表面がほどよく乾燥してシャリシャリの食感が。まさに見て、食べて、楽しむゴージャスな一品だ。

 開発を担当する吉田洋子さん(38)は「季節ごとに見た目や味を変え、試作を重ねています。大きさごとに変わる食感も楽しめます」と話す。店舗のほかオンラインショップでも購入可能で、9粒入り3348円など。問い合わせ=092(710)1136。

(穴井友梨)

関連記事

福岡県の天気予報

PR

PR