鎮西2-0から逆転負け、涙の準V 舛本52得点も及ばず 全日本高校バレー

 ◆春高バレー・男子決勝(9日、東京体育館)鎮西2-3日本航空

 バレーボールの全日本高校選手権(春高バレー)は9日、東京体育館で決勝が行われ、男子は4大会ぶりの優勝を目指した鎮西(熊本)が日本航空(山梨)に2-3で敗れ昨夏の全国総体との2冠はならなかった。

 鎮西の舛本は涙が止まらなかった。16本のバックアタックを含む両チーム最多の52点を決めながら、2-0から逆転負け。「決めきれなかった。本当に自分の責任」と何度も言葉を詰まらせた。

 身長182センチながら最高到達点が336センチに達する跳躍力と、手首を使って方向を打ち分ける技術を駆使。序盤から次々とアタックを決めて2セット先取したが、第3セットに入ってブロックにつかまるようになった。

 23-23まで持ち込み、あと2点取れば全国総体との2冠が決まる場面で、バックアタックを拾われて失点。このセットを失うと第4セットは「脚がつり始めた」と打つ機会が減り、最終第5セットも9-10から2連続でアタックがアウトになった。「疲労はあったけど、言い訳をしたら鎮西のエースは務まらない。気持ちの弱さが出た」。責任を負う舛本を、畑野監督は「彼に負担をかけすぎた」とかばった。

 昨夏の全国総体直前に主将の九冨(3年)と平川(2年)のツーセッターを採用。前衛にいるセッターがアタッカーも兼務することで攻撃の幅を広げ、舛本への負担を減らした。多彩な攻撃は今大会も披露していたが、最後の最後に相手のコンビバレーと堅い守りに粘り負けし、エースに依存してしまった。

 舛本や平川だけでなく、16得点した平田(2年)、荒谷(1年)ら主力がチームに残る。「もっと気持ちを強くしてチームを引っ張り、勝たせられるエースになる」と舛本。2018年以来の頂点へ、さらにすごみを増して帰ってくる。 (末継智章)

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