止まらぬ感染拡大、街は人出増 新型コロナ、福岡3日連続200人超

 福岡県で10日、214人の新型コロナウイルス感染が確認された。同県で1日の新規感染者が200人を超えるのは3日連続。鹿児島県でも4日続いて100人を超えた。ただ、ウイルスが全国的に急拡大する中でも人出は多く、流行の「第3波」に見舞われた昨年の同時期と比べて3割増えた繁華街も。政府が強く外出自粛を呼び掛けていないこともあり、振り袖をまとった新成人や、買い物を楽しむ人の姿が目立った。

 九州では、鹿児島107人▽熊本76人▽佐賀55人▽長崎49人▽大分32人▽宮崎11人-の感染が報告された。ラグビーの新リーグ「リーグワン」3部の九州(九州電力)は、選手とスタッフ計21人の感染を発表。15日に福岡市で予定していた開幕戦を中止した。

 携帯電話の位置情報を基にしたNTTドコモの「モバイル空間統計」によると、10日午後3時の人出は昨年1月の休日平均と比較して、福岡市のJR博多駅で34・8%▽同市・天神で26%▽北九州市のJR小倉駅で14・5%▽佐賀市のJR佐賀駅で14・9%▽長崎市の浜町アーケードで18・4%▽熊本市の通町筋で12・3%▽宮崎市の新別府町で26%▽鹿児島市の天文館で4・7%-増加した。

 福岡市・天神では、成人式帰りの男子大学生(20)が「コロナ禍に慣れてしまった。オミクロン株は重症化しないと聞くので軽く見ているかも」。自営業の女性(62)は「みんな普通に外出していて不安。旅行の計画も中止しようか迷っている」と顔を曇らせた。

 一方、大分市のJR大分駅付近はマイナス2・7%、長崎県佐世保市の四ケ町は同0・5%と人出が微減。同市の米海軍佐世保基地では10日、米軍関係者の外出制限が始まった。市内で米兵がよく利用するバーの経営者は「経営的にはつらい。何日か営業して様子を見たい」と困惑気味に話した。(野間あり葉、平山成美、森井徹)

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