東証最上位「プライム」市場に1841社 九州からは40社移行

 東京証券取引所は11日、4月の市場再編で発足する新市場について、上場企業3777社の所属先を公表した。東証1部の8割超に当たる1841社が、最上位のプライム市場に移行する。銘柄を厳しく選んで海外の投資資金を呼び込む狙いだが、市場の姿はほとんど変わらないままとなる。

 東証には現在、東証1部、2部、ジャスダック、マザーズがある。4月4日に、グローバル企業向けの「プライム」、中堅企業向け「スタンダード」、新興企業向け「グロース」の3市場に再編する。スタンダードに1477社、グロースには459社が移行する。

 プライムは、市場で流通する株式の時価総額が100億円以上などが条件で、高いガバナンス(企業統治)も求められる。上場基準を満たしていないものの、適合に向けた計画書を提出して経過措置を受ける企業は296社に上った。

 九州に本社がある東証1部の50社のうち、九州電力やJR九州など有力企業40社がプライムに移る。株主や取引先が国内中心の地方銀行は全国的に1部からスタンダードの選択も目立ったが、ふくおかフィナンシャルグループや西日本フィナンシャルホールディングス、佐賀銀行など九州の地銀はプライムを選んだ。

 スタンダードは、東証2部やジャスダックの上場企業が中心となる。百貨店の井筒屋や仏壇・墓石販売のはせがわなど10社は、1部からスタンダードへの移行を選択した。2部の14社とジャスダックの18社は、スタンダードに移る。

 1部の全銘柄で構成される東証株価指数(TOPIX)は再編後も旧1部銘柄を対象に継続するが、段階的に見直す。プライムの指数も設ける。1部の主要銘柄で構成する日経平均株価は採用銘柄の大半がプライムに移る。 (金沢皓介)

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