子どもの感情通し描く「戦後」 髙樹のぶ子『マイマイ新子』

酒井信さん寄稿

 かつて周防の国の都だった国衙(こくが)(現・山口県防府市)を舞台に、9歳の新子の成長を描いた作品である。北に多々良の山を擁し、南に穏やかな瀬戸内海を有する国衙には史跡が残り、かつて都だった時代の繁栄の跡が残る。小説で描かれる時代は昭和30(1955)年で、翌年には経済白書に「もはや戦後ではない」と...

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