久留米市の宿泊療養施設「フル稼働」 感染者急増、医療崩壊に危機感

 新型コロナウイルス感染の「第6波」を受け、筑後地区でも感染者が急増している。連日、管内の感染者数は過去最多を更新し、久留米市内の軽症・無症状者向けの宿泊療養施設は満室に近い状況が続く。

 管内の感染確認は、昨年12月には計3人だったが、今月は計1559人(22日現在)と激増した。20日には222人の陽性が判明、1日の感染確認としては昨年8月22日の180人を超え、過去最多になった。その後も21日268人、22日298人と最多を更新している。

 久留米市に設けられた2カ所の宿泊療養施設(計309人収容)では22日現在、255人が療養中で約83%が埋まった。県によると、療養者が入れ替わるため100%に達することはなく、現状で「フル稼働の状態」(担当者)という。

 自宅療養者も増えた。久留米市の自宅療養者は15日の100人が、22日には635人に。市保健所は新規感染者への対応に追われており、療養者にスマートフォンなどを使って自身で健康状態を入力するよう頼んでいる。

 新変異株「オミクロン株」の影響とされる「第6波」でも、若年層の罹患(りかん)が目立つ。市保健所が22日までの1週間に確認した感染者は計685人。このうち20代が35・0%と最も多く、10代が12・7%、10歳未満が13・9%だった。

 筑後地区では小学校や保育園でクラスター(感染者集団)の発生も相次ぐ。2月2日には筑後地区の私立高一般入試が予定されるため、久留米市立中の3年生は直前の1月31日と2月1日は登校させず、自宅でのリモート学習とした。

 大久保勉市長は「オミクロン株は重症化リスクが低いと言われるが、今後も爆発的な感染拡大が続けば、医療崩壊につながる」と危機感を募らせる。 (野村大輔)

筑後地区で新たに257人感染

 筑後地区を管轄する保健所などの23日の発表によると、管内の新型コロナウイルス感染確認は257人で、このうち久留米市保健所は178人を確認した。

 居住地別の内訳は、久留米市161▽小郡市15▽大牟田市14▽筑後市12▽うきは市12▽柳川市8▽広川町8▽大川市7▽大刀洗町4▽八女市3▽みやま市2▽大木町1▽佐賀県2▽熊本県2▽兵庫県2▽大分県1▽福岡市1▽朝倉市1▽朝倉郡1。

 久留米市の三潴高で新たに生徒7人のクラスター(感染者集団)が発生。筑後市の幸輪保育園のクラスターは累計76人に増えた。

福岡県の天気予報

PR

PR