作家火野葦平が愛した若松を巡る 原点「川筋」に触れる旅
九州文学ぶらり旅 若松編
九州各地に案内人を求め、文学の名残をたどる「九州文学ぶらり旅」。2022年最初の訪問地は、北九州市の若松とした。「足は地に 心には歌と翼を ペンには色と肉を」。そんな名言を残した作家火野葦平が生涯を過ごした港町である。従軍記「麦と兵隊」で知られる葦平には「戦争作家」のイメージが根強いが、ヒューマニズムあふれる娯楽小説の名手でもあった。今回は、戦争協力者として公職追放を受けた葦平が、人気作家に返り咲く転機となった大河小説「花と龍」を縦軸に、葦平が愛した若松を巡ってみる。 (鶴丸哲雄)
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