国策に翻弄、中国「ユダヤ族」ルポ 観光の目玉構想…監視対象に

 中国は人口の約91%を占める漢族と、55の少数民族からなる多民族国家だが、政府の公認から漏れた民族も少なくない。その一つが「猶太(ヨウタイ)(=ユダヤ)族」。シルクロードを越えて中国に定住した交易商人、ユダヤ人の末裔(まつえい)が中国内陸部にある黄河中流域の街、河南省開封にいるという。ロマンをかき立てられて現地で探すと、歴史のうねりと国策に翻弄(ほんろう)されてきた人々の姿が浮かんできた。 (河南省開封で坂本信博)

 北京から南へ約600キロ。人口約500万人の開封は、戦国時代の魏など幾つもの王朝が首都とした中国有数の古都だ。北宋時代(960~1127年)には東京開封府と呼ばれ、世界最大の都市だった。

...

残り 2766文字

この記事は会員限定です。

月額1,100円で、全ての記事が読み放題。
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。

ビューアアイコン

すべての記事が読み放題

特集が読み放題

記者渾身の特集が読み放題

会員特典

福岡で使える会員特典 プレミアムコース

関連記事

PR

PR