【日高逸子物語】練習の合間、3時間おきに授乳 駐車場で待つ夫と娘
水上のグレートマザー日高逸子物語(48)
1997年、日高逸子が産休に入ってから9カ月が過ぎていた。福岡に戻って復帰に向けたシナリオを考えたが、やることは一つしかなかった。「ボートに乗る」ことだ。
競艇場の練習日に合わせ、福岡県内にある福岡、芦屋、若松の各競艇場へ足を運んだ。ボートに乗ってスロットルレバーを握る。水面を跳びはねるように走っていると、忘れかけていた感触がよみがえってきた。
変わったのは自分を取り巻く環境だった。生後3カ月にもならない長女・優那には、授乳の...
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