中国の台湾侵攻「当面考えにくいが備え必要」 川島真・東京大大学院教授に聞く

 【東京ウオッチ】 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、一方的な武力攻撃が現実に起こり得ることを認識させた。力による現状変更を試みる中国が、その核心的利益と位置付ける台湾に侵攻することはないのか。「台湾有事」に日本はどのように備えたらいいのか-。中国や台湾の情勢に詳しい東京大大学院の川島真教授(アジア政治外交史)に話を聞いた。

 -台湾統一を目指す中国が、台湾に軍事侵攻する可能性をどう見ていますか。

 「軍事侵攻は当面考えにくいと思います。秋の共産党大会で3期目を狙う今年は特にですが、習近平党総書記(国家主席)にとって今のところメリットがないからです。台湾を焦土にし、2300万の人々に多くの犠牲が出ても構わないならできるかもしれない。だが、そんなことをしたら(中台の)両岸関係に何十年、何百年の禍根を残すことになり、その後の統治が困難になります」

 「また、軍事侵攻した場合、米国が台湾関係法に基づいて...

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