島民2人犠牲…160年前のロシア軍艦「ポサドニック号事件」 当時の記憶を刻んだ遺構

 大陸に近く、古くから海上交通の要衝である対馬。国境の島では幕末、南下するロシアの軍艦が中央部の浅茅(あそう)湾内の一部を一時不法占拠する「ポサドニック号事件」が起きた。「対馬の自然と文化を守る会」会長の永留史彦さん(68)の案内で、当時の国際情勢や地理的な要因でロシア乗員らが海岸に残した遺構を訪れ、事件の歴史を振り返った。 (平江望)

 幾つもの岬が入り組んだ島中央部の浅茅湾。その岬の一つ、芋崎(対馬市美津島町)は湾の広い部分に突き出ている。陸地から芋崎の海岸に出るには山道を歩かなければならず、入り口に車を止めて出発。海岸にロシア乗員が掘った井戸などがある「ロシア軍艦泊留地跡」を目指し、片道1・5キロ余りを歩いた。

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