自民、「高め」の安保提言 公明とは隔たり大きく 先制攻撃に抵抗感、防衛費増額にも否定的

 ウクライナ危機で東アジアの安全保障環境に関心が高まる中、自民党の提言は、防衛力強化に向けた「高めのボール」(党幹部)を投げた格好だ。「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」に改称することで、先制攻撃につながるとの懸念に配慮したが、相手領域内への攻撃は日本の専守防衛を変質させかねない。防衛費も現行からの倍増を念頭にした目標を掲げるなど、踏み込んだ。ただ、連立を組む公明党との隔たりは大きく、政府の国家安全保障戦略の改定にどの程度反映されるかが焦点になる。

 提言を議論した自民安保調査会は、敵基地攻撃能力の改称に腐心。技術の発展でミサイルの発射拠点は基地に限らず、移動式発射台や戦闘機などと多様化しており、「実態に合わない」として「敵基地」の文言は除外。「攻撃」も、国際法違反の先制攻撃を想起し、世論の反発を招くとされた。

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