神村学園10季ぶりV 春季九州高校野球

 高校野球の春季九州大会(第150回九州大会)は最終日の30日、宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎で決勝を行い、神村学園(鹿児島)が西日本短大付(福岡)を8-4で破り、2017年春以来10季ぶり4度目の優勝を飾った。

 神村学園は初回に富崎大都(3年)の2点内野安打で先制するなど、初戦から好調な打線が力を発揮。先発全員の15安打を放った。西日本短大付は中盤で一時1点差に追い上げる粘りを見せたが、19年春以来の優勝はならなかった。

先発全員15安打 冬の打撃練習実る

 神村学園が強力打線の力で10季ぶりの九州王者となった。「練習したことを出してくれた。毎日成長した選手を誇らしく思います」と小田監督は選手をたたえた。

 初回に5番富崎の一塁への2点内野安打で先制。先発全員の15安打で8得点を挙げた。「投手が頑張ってくれているので、どんな形でも点を取ろうと思っていた」と語る富崎は3安打で2度ホームを踏んだ。

 今大会は4試合で55安打36得点と猛打で相手を圧倒した。奮起のきっかけは昨秋。鹿児島大会2回戦で鹿児島商に2-5で敗れた。「全く打てなかったし、守れなかった」と小田監督が振り返る敗戦の悔しさが選手の心にある。冬場は練習のほとんどを打撃に充てた。福寿主将は「みんな納得いくまでバットを振り続けた。内容のある練習ができた」と充実した日々を振り返った。

 春の目標を達成。次に狙うのは3年ぶりの夏の甲子園だ。チームは優勝の余韻に浸る暇もなく、宮崎からそのまま関西遠征に出発。九州大会で弾みをつけ、さらに強くなって夏に臨む。 (前田泰子)

西短大付準優勝 エース江川、夏へ手応え

 3年ぶりの優勝は果たせなかったが、西日本短大付にとっては実りある準優勝となった。「ここまで来られて、いい形で経験を積ませてもらった。最高でした」と西村監督は笑顔を見せた。エース江川は四回途中から登板。4失点で相手打線の勢いは止められなかったが、自己最速の145キロを記録した。球速は大会前から5キロアップ。急成長した右腕は「この大会は指のかかりがめちゃめちゃ良かった。低めに投げれば打たれない自信がついた」。2年連続甲子園出場を目指す夏への手応えを感じていた。

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