締切と扉【寝室と運動場 松原俊太郎3】

 締切前には私は獣になる。手当たり次第に近くにあるもの、特に甘いものを食べ、頭が重くなれば酒を飲み、ヨガをし、音楽とともに体を揺らし、何かを叫んでいる。外に出たいのだ。隔離室にいるわけではないのだから出ればいいのに締切前には外というのは存在しなくなってこの部屋、書くときには砂漠になる部屋しかない。

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