なぜ?「格安」水道料据え置き30年…背景に旧産炭地の特殊事情

 30年以上にわたって水道料金を据え置いてきた熊本県荒尾市企業局が、本年度中に平均15%程度の値上げを検討している。人口減で料金収入が減少する一方で、老朽化する施設や設備の更新が必要になり「安全な水提供のためには避けられない」と判断した。新型コロナ禍で地域経済が悪化する中、提案時期を慎重に探っている。据え置き期間が長期にわたった背景には、旧産炭地の特殊な事情があった。

 旧三井三池炭鉱(福岡県大牟田市)が基幹産業だった荒尾、大牟田両市には、かつて二つの水道事業が存在した。炭鉱の経営母体の旧三井鉱山(現日本コークス工業)が運営する専用水道と、各市が運営する水道で、それぞれ「社水」、「市水」と呼ばれていた。

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