旦過市場のロゴT、ユニクロ小倉駅前店で販売 売り上げの一部で復興支援

 大火に見舞われた北九州市小倉北区の旦過市場を支援しようと、衣料品メーカーのユニクロ(山口市)は同区京町の小倉駅前店で、市場のロゴ入りTシャツの店頭販売を始めた。これまではオンライン限定販売だったが、幅広く手に取ってもらえるよう店頭にも置いた。売り上げの一部が市場の収入となるため、市場の復興を支えようと、多くの人が買い求めている。

 Tシャツは、同店が「服の力で地域の役に立ちたい」と旦過市場商店街とコラボレーションして製作し、4月8日に発売した。土産品としての定着が期待された矢先の同19日、炎が市場を襲った。

 店側がマスクなど支援物資の提供を打診すると、旦過市場商店街の宇佐美雄介事務局長(39)は「Tシャツを復興の象徴にしたい」。店が贈った200枚を市場関係者などが着用した。

 一方、多くのマスコミがTシャツを紹介し、店には「どこで買えるのか」と問い合わせが急増。5月7日から店頭販売を始めた。

 初回入荷分はすぐ品薄となり、再入荷分が並んだ14日も、同店には続々とTシャツを買い求める客が訪れた。門司区の会社員桑野浩介さん(45)は「父に頼まれた」と12枚購入。小倉北区の会社員平塚哲也さん(57)は「わが家の食卓は旦過市場で成り立っている。早くきれいな市場に戻るよう願って着ます」と話す。

 店によると、好評で品薄状態が続く。橋本芳明店長(43)は「皆さんの応援の気持ちが形になっていくのを実感する。これを着て心を一つにしたい」という。

 1枚2490円。500円が市場の収入となる。店頭販売は10月末まで。ユニクロのオリジナルTシャツ制作サイト「UTme!」でも引き続き購入できる。

 (横田理美)

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