その少女は沖縄を思って胸を痛める「言葉の一つ一つが喉に刺さって抜けません」

 映画「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」(2020年公開)は、石川県の親元を離れ、那覇市のフリースクールに通う少女の目を通して沖縄の現実を描いた。監督は沖縄テレビのキャスターで、ドキュメンタリーの作り手でもある平良いずみさん(45)。平良さんは「沖縄の問題を当事者として考えてほしい」と訴える。(聞き手は那覇駐在・野村創)

 取材で通っていたフリースクールで15年、主人公の坂本菜の花さん(22)と出会う。菜の花さんは、北陸中日新聞に連載コラムを執筆していた。

 「紡ぐ言葉に皮膚感覚にすっと入ってくる力があると感じた。16年に米軍属の男が20歳の女性を暴行、殺害する事件が起きた。本土メディアは『日米首脳会議がある中で最悪のタイミング』『辺野古での抗議活動が大きくなる恐れ』と報道した。追悼ではなく、そういうところに目が行くことについて、コラムで『言葉の一つ一つが喉に刺さって抜けません』と書いた。誰が読んでも伝わる直感的な表現だと思った」

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