脳性まひ児の救済漏れ、家族に励ましの手紙 産科医療補償報道に反響

 出産事故で脳性まひになった場合に一定額が補償される国の「産科医療補償制度」で対象外となった家族の苦悩を報じた西日本新聞「あなたの特命取材班」(4月18日付朝刊)に反響が寄せられている。国は「医学的に不合理な点があった」として審査基準を緩和した後も、過去に対象外としたケースを見直さない方針を示す。将来に不安を感じ、救済を求める家族に思いを寄せる手紙が目を引く。

 記事で紹介した福岡県内の40代母親は2014年8月に緊急帝王切開で双子(次男と三男)を出産。脳性まひと診断された三男は寝たきりで24時間の介護が欠かせず、将来を考えると不安に押しつぶされそうで「子どもの成長を見るのが怖い」と打ち明ける。

 親族に脳性まひの子どもがいる神奈川県の女性(68)は便箋3枚に思いをつづった。「追い詰められ、先が見えない気持ちになっているのではないでしょうか。あなたのご家族を思っていることを伝えたい」。同年代の子どもがいる仙台市の女性も「お子さまへの深い優しさに温かい気持ちになりました」と書いた。母親は「こんなに気にかけてもらい、胸を打たれた。頑張ろう、という思いです」と励まされている。

 報道後、これまでに「産科医療補償制度を考える親の会」には25万円超の寄付があった。

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