学ぶと移る【寝室と運動場 松原俊太郎9】

 高校のとき、勉強合宿なるものがあった。独学を好んでいた私はそんなものを学校から強制される覚えはないと断固拒否の姿勢を見せ、夜半の父からの説得(すでに合宿代は支払われている、自分はくだらない会議にも出席せねばならない云々(うんぬん))もはねのけると、父は「お前と話していると仕事に行く気が失(う)せる」と呟(つぶや)いて階段を上っていった。結局、勉強合宿には行かず、サラリーマンにはなるまいと思ってその道を進んだ。...

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