「職業訓練」実態は思想教育 「部屋狭く交代で睡眠」「脱走防止の鉄格子」 

 【北京・坂本信博】中国新疆ウイグル自治区での強制的な不妊手術の体験を明かしたウイグル族女性、ズムレット・ダウトさん(39)=米国在住=は2018年春に約2カ月間、当局の「再教育施設」に収容され、徹底した思想教育を受けたことも証言した。「薬物を投与され女性は全員生理が止まった」「部屋が狭くて横になれず、交代で睡眠を取った」。克明な訴えからは、人権を無視したウイグル族抑圧の実態が浮かび上がった。

 ズムレットさんが警察から出頭を命じられたのは18年3月。子どもと自宅にいる時だった。心当たりはなかったが、ズムレットさんの携帯電話には当時、母国のパキスタンにいた夫からの着信履歴が残っていた。中国当局はテロ対策で外国勢力とウイグル族のつながりを警戒しており「国外との不審なやりとり」を疑われた可能性がある。

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