参院選大分選挙区、立候補者6人アンケート(4)

 7月10日投開票の参院選で大分選挙区(改選数1)に立候補した6人は、物価上昇や憲法改正、自然災害などの課題に対し、どんな政策を考えているのか。有権者が投票する際の参考になればと西日本新聞はアンケートを実施した。回答を4回に分けて紹介する。

<質問項目>

(1)少子高齢化 少子高齢化が進んでいます。年金・医療制度改革や子育て・若者支援、外国人受け入れなど、具体的な対策についてお答えください。

(2)多様性 夫婦別姓や性的少数者(LGBTQなど)などの多様性尊重への関心が高まっています。夫婦別姓や同性婚について、賛成・反対の立場と、その理由についてお答えください。

(3)優先事項 当選したら最優先する政策を一つあげ、その理由についてもお答えください。

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 届け出順

 

小手川 裕市氏(無所属新人)

(1)

 少子化には児童手当の大幅増、小学生の医療費免除、小中学生の給食無償化、高校教科書の無償化、困窮家庭生徒への修学旅行の公費負担制度などが必要。高齢者には最低保障年金創設。まずは格差是正が何より大事だ。

(2)

 賛成。それが憲法の規定する基本的人権の尊重だ。夫婦別姓は選択的夫婦別姓にし、戸籍法を改正する。同性婚について憲法24条の「両性の合意に基づいて」の両性は、女と女、男と男と捉えることも可能だ。

(3)

 格差を是正する。政治とは、経済的、身体的および精神的に困っている全ての人に対して、公助でできることを最大限実施すること。それが政治家の務めだ。子どもの貧困、男女格差等を放置した政治家を替える必要がある。

古庄 玄知氏(自民新人)

(1)

 教育無償化は徐々に進んでいるが、一番負担が大きい高等教育(大学、短大、専門学校)についても段階的に拡大すべきだ。年金については厚生年金の対象者をさらに拡大していくべきである。

(2)

 夫婦別姓はさらに議論を深めていくべきであるが子どもへの影響などを考えると現段階では反対である。現時点で法的に夫婦別姓を認めることは時期尚早であると思う。

(3)

 長引くコロナ禍からの脱却と傷んだ経済の再生、人口減少・少子化対策、そして、喫緊の課題である安全保障体制の強化などに取り組んでいきたい。国会の憲法審査会の議論にもぜひ参画していきたい。

二宮 大造氏(N党新人)

(1)

 少子高齢化の問題も、私が掲げるベーシックインカムが有効と考える。子供が1人増えるごとに毎月10万円支給が増える。高齢者も年金プラス毎月10万円。外国人受け入れはしっかり議論すべきだ。

(2)

 もっと個人の考えを尊重すべきではないかと考える。もちろん最終的には政治家が判断するのではなく、国民が判断すべきことであり、それが民主主義だと考える。

(3)

 国民全員に毎月10万円を支給するベーシックインカムを導入する。この制度は経済対策、少子高齢化、格差是正、生活保護制度、年金問題と、現在の日本が抱えるありとあらゆる社会問題に有効。

山下 魁氏(共産新人)

(1)

 大企業と富裕層への優遇税制の廃止・縮小。最低賃金1500円実現。大学などの学費半額。奨学金は給付型中心に。学校給食費や教材費など義務教育にかかる費用を無料に。保育料軽減、18歳までの医療費の窓口負担ゼロなど。

(2)

 賛成。日本でも同性カップルを認証するパートナーシップ制度を導入する自治体も広がっている。同性婚を認める民法改正を求める。ジェンダー平等は、誰もが自分らしく尊厳を持って生きることができる社会づくりが目標だから。

(3)

 消費税を5%に緊急減税を。食料品、水光熱費など生活必需品を中心にあらゆる分野で高騰しているが、最も効果的な物価対策だ。日本経済の5割以上を占める家計と、企業総数の99%を占める中小企業を応援することになる。

足立 信也氏(国民現職)

(1)

 平成は1・57ショックで始まり、最少の出生数で終わった。日本人にも外国人にとっても子どもを産み育てることが喜びとなる社会をつくりたい。現実を正しく理解し全世代にわたる負担と給付の議論に正面から臨みたい。

(2)

 性的マイノリティーに対しては、まさに憲法に規定する人権の尊重、自由意思が生かされるべきだ。質問にも夫婦別姓とあるが、必要なのは選択的夫婦別姓制度である。理解が進まないのはメディアのミスリードもある。

(3)

 一人一人に向き合い、その人にとって最善の道を選択できる社会をつくりたい。そのための教育、人づくり、社会保障制度改革に取り組む。人々が安心、安全な国だと思えれば夢は必ず開かれる。

重松 雄子氏(諸派新人)

(1)

 教育予算も含めて若者へ回す予算が少なすぎる。安易に外国人を受け入れるのではなく、若者が安心して結婚出産子育てができるよう予算を回したい。子育て世代にも老人のようにヘルパー派遣すればいいと思う。

(2)

 LGBTQの方の人権は尊重されるべきだが、行き過ぎている印象がある。少子化対策も含めて、通常の結婚出産をまず尊重したい。

(3)

 「食は命」という言葉を国民全体の常識にしたい。そこを皆で意識すれば、病気予防にもなり、医療費も節減できる。農業や漁業など第1次産業を大切にする。給食内容も変わる。健康度も上がり幸せになる。


 政党の略称 自民=自民党、立民=立憲民主党、公明=公明党、維新=日本維新の会、共産=共産党、国民=国民民主党、れいわ=れいわ新選組、社民=社民党、N党=NHK党

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