記憶にない「パ5強」の混戦 復調柳田に期待 西日本スポーツ評論家・秋山氏

 球宴前の前半戦を2位西武と0・5ゲーム差の首位でターンしたソフトバンク。上位5チームが2・5ゲーム差にひしめく空前の「混パ」の中、29日に再開する後半戦でいかに戦うべきかを、西日本スポーツ評論家の秋山幸二氏が語った。

29日から後半戦

 開幕8連勝したソフトバンクが前半戦で抜け出せず、パ・リーグは球史に残る大混戦となっている。私も現在のような「5強」という展開は記憶にない。優勝の可能性があるチームが多いだけに、後半戦はどこが相手でも厳しい戦いになる。

 今季を占うのは8月だろう。酷暑の中で6連戦が続く過密日程をどう乗り切るか。最後まで優勝を狙うのは当然だが、8月を終えた時点の順位で、他のチームとの関係性も変わる。ポストシーズンを見据えた9月の戦い方も決まってくる。

 前半戦を僅差の首位で終えたソフトバンクは3連戦を2勝1敗のペースで戦いを進めたい。今はどこも決め手がなく、現在の貯金6を着実に増やしていけば、優位に進められる。戦力面では、打線が得点力を上げて投手陣をカバーしたい。

 暑い季節は投手がへばってくる半面、ここまで実戦で振り込んできた打者はスイングが鋭くなり、直球系への反応が良くなる。期待するのは実績と経験があり、技術が高い中軸打者。特に前半戦のラスト3試合で3本塁打を放ち、球宴第2戦でも決勝弾を打った柳田だ。

 状態が良くない時期はバットでボールをぽんとはじいている感じだった。今は接点で両者がくっついている時間が長くなったイメージだ。7月にヒットが続いた中で「バットにボールを乗せる感覚」を思い出したのではないか。これが後半戦にもつながれば大きい。

 先発陣は6人でしっかり回せそうだ。救援陣は抑えのモイネロにどうつなぐか。八回は藤井だろう。七回は津森に期待したい。あの球威なら腕を振り切れれば、ファウルにしかならない。あとは自信を持って、自分の球を投げ込んでほしい。

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