「金を貸してくれると思った」漏えい容疑の福岡県警警察官 贈収賄も視野に捜査

 福岡県警田川署の巡査長田中恭平容疑者(34)が地方公務員法(守秘義務)違反容疑で逮捕された事件で、県警は5日、新たに第三者の居場所に関わる個人情報を暴力団組長に漏らしたとして、同容疑で田中容疑者を再逮捕した。容疑を認めているという。福岡地検は5日、他人の犯罪経歴などを知人に漏らした同法違反罪で田中容疑者を起訴した。 (福岡県警担当取材班)

 県警によると、田中容疑者は情報を渡した側から現金を受け取ったり、飲食接待を受けたりしていたといい、贈収賄容疑も視野に慎重に捜査する。

 県警は5日までに、田中容疑者に情報漏えいを依頼したとして同法違反(唆し)容疑で、山口県下関市の指定暴力団合田一家系組長、金正守容疑者(41)を逮捕。また、指名手配などの捜査情報を漏らすよう依頼した同容疑で5日、下関市の無職松田真人(34)、北九州市の自営業瀬口晃平(39)の両容疑者を再逮捕した。3人とも容疑を認めている。

 田中容疑者の再逮捕容疑は昨年8月~今年4月、金容疑者ら3人からそれぞれ依頼を受け、田川署の端末で照会するなどして入手した他人の個人情報や捜査情報を教え、漏らした疑い。捜査関係者によると、田中容疑者は送受信したメッセージの履歴が残らない通信手段などを用いていた。

 県警の説明では、田中容疑者は2019年5月、下関市の会社役員の男性(61)を通じて金容疑者と知り合い、当初から暴力団構成員と認識していた。会社役員の男性は今年7月15日、田中容疑者に情報漏えいを唆した地方公務員法違反容疑で県警に逮捕され、8月5日、同法違反罪で福岡簡裁から罰金40万円の略式命令を受けた。田中容疑者には借金があり、「会社役員の男性らの信頼を得れば、暗号資産や仮想通貨などのもうけ話が回ってくる、金を貸してくれると思った」と供述しているという。

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