台風接近、九州も警戒 交通機関 欠航相次ぐ

狭い大熊漁港で幾重にも係留される漁船に小舟で近づく漁業者=8日午後4時20分ごろ、鹿児島県奄美市 拡大

狭い大熊漁港で幾重にも係留される漁船に小舟で近づく漁業者=8日午後4時20分ごろ、鹿児島県奄美市

 台風8号の九州接近に備え、空や海の交通機関で欠航が相次いだ。イベントを中止するなど、九州各地で警戒態勢を強めた。

 福岡市と韓国・釜山を結ぶ高速船「ビートル」や、離島と福岡市や鹿児島市を結ぶフェリーは9日の一部の便で運航を見合わせる。航空各社も8日の沖縄発着便を欠航。9日は福岡-五島など離島を結ぶ路線で欠航が決まっている。

 台風が接近した鹿児島県奄美市では、シャッターを下ろす店舗が目立った。県大島支庁は8日午前、災害警戒大島地方本部を設置。市内の海岸に近いホテルでは、窓ガラスが割れて散らばらないようネットを張った。「足止めされているお客さんもいる」と従業員は不安そうだった。

 鹿児島、熊本両県で開催中の全国高校野球選手権の県大会はそれぞれ9、10日の計12試合を11、12日に延期。福岡市では11日開催のアイドルグループ「HKT48」の野外公演が中止に。福岡地裁は10日に予定していた2件の裁判員選任手続きを取りやめた。

 熊本県芦北町の田浦漁港では8日午後0時20分ごろ、同町の漁業四十住豊さん(81)が漁港そばの海面に浮いているのが見つかり、死亡が確認された。芦北署によると、台風に備えて漁船の係留作業中に誤って海に転落したとみられる。

=2014/07/09付 西日本新聞朝刊=

PR

PR

注目のテーマ