熱中症、九州2人死亡 宮崎市など37度超

「昭和の町」で打ち水を楽しむ浴衣姿の女性たち=26日午後5時50分、大分県豊後高田市玉津 拡大

「昭和の町」で打ち水を楽しむ浴衣姿の女性たち=26日午後5時50分、大分県豊後高田市玉津

 九州地方は26日も厳しい暑さが続き、福岡管区気象台によると、県庁所在地の福岡、大分の2市で今年初めて35度を超えるなど佐賀県を除く九州6県の26地点で猛暑日となった。各地で熱中症とみられる症状で病院に運ばれる人が相次ぎ、熊本県津奈木町の男性(70)と佐賀県鳥栖市の女性(85)が死亡した。共同通信の集計では全国で7人が亡くなった。

 九州の県庁所在地と政令市の消防局によると、夕方までに、少なくとも10~90代の男女計41人が、病院に救急搬送された。

 熊本県の水俣芦北消防本部によると、同日午前9時ごろ、津奈木町の民家で、1人暮らしの男性がぐったりしているのを近所の人が見つけ、119番。男性は屋内のソファに座った状態で発見された。冷房は未使用だったという。

 鳥栖署によると、同日午後4時前、鳥栖市の民家の玄関先で、この家に1人で暮らす女性が倒れているのを訪ねてきた長男(60)が発見した。午前10時ごろ、庭で作業している姿を近所の人が見ていたという。

 気象台によると、この日の最高気温は福岡市で35・6度、大分市で35・5度。大分県豊後大野市犬飼町と宮崎市赤江で37・6度、鹿児島市でも35・7度を記録した。

 一方、厳しい暑さの中、観光地は親子連れなどでにぎわった。昭和30年代の商店街を再現した大分県豊後高田市の観光名所「昭和の町」では同日夕、「打ち水大作戦」のイベントがあり、浴衣や甚平姿の市民ら約600人が一斉に水をまいて、夏の涼を楽しんだ。

 27日の九州北部は、寒冷前線が通過するため、曇りや雨となり、気温が下がるが、九州南部は高気圧に覆われ、猛暑が続くとして、鹿児島地方気象台は、高温注意情報を出し、熱中症への警戒を呼びかけた。

=2014/07/27付 西日本新聞朝刊=

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