【こんにちは!あかちゃん 第21部】さぁ!新制度 選び方は<2>市町村の認定が必要

 新制度で大きく変わるのは、施設を利用したい保護者は「市町村から認定を受ける」ことだ。

 認定は親でなく、一人一人の子どもに対するもの。1、2、3号の3種類ある。図を見て、どれに当てはまるのかチェックしてほしい。「保育が必要(保護者が働いている、求職中、病気など)か」「3歳以上か、未満か」で種類が決まり、利用できる施設も定まってくる。

 福岡市で契約社員として働く母親(36)は2号認定を受けたいと思っている。長女(4)が通っている幼稚園の利用料は月3万5千円。これに午後2~5時の預かり保育や、幼稚園の夏休み期間中や残業などで認可外保育所の一時預かりを利用すれば、月8万円近い出費になる。

 「収入に応じて保育料が安くなる認可保育所に移りたいけど、いつ、どんな手続きをすればよいのか…」

 手続きは施設によって異なる。どう変わるのか、図を参照し、施設ごとに見てみよう。

 ●認可保育所

 認定を申請するとき、施設利用の申込書に利用したい施設をおおむね第3希望まで書いて提出する。市町村は施設の空き状況などを勘案し、預ける施設を割り振る。手続きが10、11月に始まることや、手続き内容は今とあまり変わらない。

 3歳以上と3歳未満のきょうだいを同時に預ける場合、2号と3号の認定証を受け取ることになる。ただ、申請書類は1部で済み、同時に申請できる。

 ●幼稚園

 変化するのは「新制度に移行する」幼稚園だ。まず、利用したい施設が、新制度に移行するかしないか確認しよう。移行しない場合、手続きは基本的に変わらない。移行する場合、市町村から1号認定を受ける。一部の市町村を除き、認定申請と交付は幼稚園が仲介するので、変化は感じないかもしれない。

 ●認定こども園

 (1)1号(2)2、3号‐で手続きは異なる。(1)は新制度に移行する幼稚園、(2)は認可保育所と、基本的に同じ手続きになる。

 《国は新制度で、親が働く働かないにかかわらず子どもを預けられる「認定こども園」を推進しているが、親が働くようになってもそのまま預け続けられるわけではない》

 途中から保護者が働く場合、1号認定証を市町村に返却し、保育の必要性の認定(2、3号)をしてもらう。認定こども園には、幼稚園部分(1号)と保育所部分(2、3号)それぞれに定員があり、空きがなければ他の施設を探すことになる。

 実際、認定こども園「合川幼稚園すくすくルーム」(福岡県久留米市)では、幼稚園部分に通わせている保護者の2割程度が途中で働くようになり、退園。保育所に通う申請をしなければならない。それは現在も、新制度になっても変わらないとみられる。


=2014/09/24付 西日本新聞朝刊=

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