水痘予防接種 1~2歳無料 インフルエンザと同時も

 10月から水痘(水ぼうそう)の予防接種が自治体が行う定期接種に加わり、1~2歳は基本的に無料になった。この時期はインフルエンザの予防接種と重なり、接種のタイミングに悩む人もいるのでは。予防接種の相談対応に力を入れる大名よねくら小児科クリニック(福岡市)の院長、米倉順孝さん(39)に注意点を聞いた。

 「水痘は感染力が強く、発疹がかさぶたになるまで1週間ほど学校や保育所を休まなければならないケースもあります」と米倉さん。乳幼児期に多くの人がかかるが、重症化することもあり国内で年間20人ほどが亡くなっていると推定される。水痘ワクチンは1回接種で重症の水痘をほぼ100%予防でき、2回接種で軽症も含めて発症を予防できるという。

 対象は1~2歳で、2回の接種が無料になる。経過措置として、2015年3月まで3~4歳は1回の接種が無料だが、これまで一度も接種していない人のみ。3~4歳で、既に1回接種している人が2回目を打つ場合は自費になる。5歳以上は対象外。自費の料金は医療機関によって異なるが8千~1万円前後かかる。

 2回接種の場合、間隔は3カ月以上必要(標準は6~12カ月)。ということは、1回目を2歳8カ月までに受けないと無料で受けられなくなる。水痘にかかったことがある人は対象外だが、不確かな場合は接種できる。接種は原則として1歳から。集団生活に入る前に済ませると安心だ。

 インフルエンザの予防接種を受ける人も多い時期。水痘の予防接種後に、他のワクチンを打つには4週間空けなくてはならない。子どもはインフルエンザワクチンも4週間ほどの間隔で2回接種が必要で、水痘ワクチンを先に打つと時期を逃しかねない。米倉さんは「水痘とインフルエンザの同時接種を検討してみては。効果が減ったり、副反応が増えたりすることはないとされています」と話す。

 冬場は鼻水やせきなどの症状で、接種できるか悩むことも。明らかな発熱があれば難しいが、鼻水やせきが少しあっても食欲があり元気であれば接種は可能という。かかりつけ医に相談してみよう。


=2014/10/21付 西日本新聞朝刊=

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