「人と熊」愛らしく 故宮展

九州国立博物館で公開された「人と熊」を鑑賞する人たち=21日、福岡県太宰府市 拡大

九州国立博物館で公開された「人と熊」を鑑賞する人たち=21日、福岡県太宰府市

 福岡県太宰府市の九州国立博物館で開催中の特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」(西日本新聞社など主催)で21日、開幕から2週間限定公開された「肉形石」に代わって、台湾でも人気が高い「人と熊」の展示が始まった。

 高さ約6センチの「人と熊」は白と黒に色が分かれた一つの軟玉を使い、まるで人と熊が力比べをしているかのように彫刻した愛らしい逸品。同県柳川市から訪れた女性(39)は「一つの石から作ったなんてすごい」と驚きの表情。

 また、南宋時代の宮廷画家の馬遠が夕焼けと満月が照らす夕暮れの情景を描いた傑作「華燈侍宴図軸(けとうじえんずじく)」の展示も始まり、福岡市西区の会社員男性(36)は「ぼんやりとした世界に時の移ろいが描かれていて素晴らしい」と話した。

 この日は展示替えの式典もあり、熊本県のPRキャラクター「くまモン」も「人と熊」を鑑賞した。新公開の2点はいずれも最終日の11月30日まで展示される。


=2014/10/22付 西日本新聞朝刊=

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