【子どもの貧困を考える】連鎖を断つには<中>「一人じゃない」が生きる力に (2ページ目)

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 ガスが止められ、9月に水風呂に入っている-。生徒の相談を受けたとき、小山=仮名=は絶句した。カセットこんろでお湯を沸かし、浴槽に足すという。

 小山は、九州のある高校で生徒の修学支援などを専従で担当している。定時制など生徒が働ける高校には貧困世帯の子が比較的多く、アルバイト可能なこの高校も2割超が、収入の少ない母子家庭だ。家に食べ物がない生徒にはレトルト食品やコメを渡し、経済的理由で進学を諦めさせようとする親には公的機関の貸し付け申請に同行し、奨学金を使い込む親には説得する。NPOかケースワーカーのようだが、本来は教科担当だ。

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