『西日本人物誌 真木保臣』  山口宗之 著  (1572円)

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『西日本人物誌真木保臣』山口宗之著(1572円)

 NHK大河ドラマの「花燃ゆ」は、幕末の長州藩が舞台だが、筑後・久留米藩に誰よりも早く倒幕、王政復古を唱えた人物がいた。真木保臣(1813-64)。福岡の平野国臣や長州の久坂玄瑞らとともに倒幕運動を展開し、禁門の変で自刃した志士の一人だ。著者は、保臣を「維新運動史上の中枢に位置し、かつ先頭を切った巨人」と評価し、その思想と足跡を描く。

 ハイライトは、長州藩とともに蜂起した禁門の変。水天宮の神官の子に生まれ、天皇を敬慕してやまなかった保臣が、なぜ天皇の命に反して挙兵し、皇居を襲ったのか。学者らしい正確な筆致で、真相に迫る。

 著者(故人)は元九州大名誉教授で、真木和泉守顕彰会の元会長。


=2015/01/11付 西日本新聞朝刊=

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