特別展に合わせ「さいふごま」 県和ごま協会が製作・販売 九博、開館10年の新グッズに

九博と連携し、特別展記念の和ごまの製作・販売を始めた県和ごま競技普及協会の藤田弘毅さん(左) 拡大

九博と連携し、特別展記念の和ごまの製作・販売を始めた県和ごま競技普及協会の藤田弘毅さん(左)

製作・販売される「さいふごま」は板に貼り付けて飾りにもできる

 特別展「古代日本と百済の交流」を開催中の九州国立博物館(太宰府市)が、地元在住の藤田弘毅さん(71)が会長を務める県和ごま競技普及協会と連携して特別展記念の「さいふごま」の製作・販売を始めた。今後も特別展ごとに記念のこまを製作する予定だ。

 新しく作られたさいふごまは直径3・5センチの室内用6種類。特別展に出品されている国宝の七支刀(しちしとう)や大宰府出土の鬼瓦が表面にプリントされている。実際に回して遊べるほか、特別展ごとにこまを板に貼り付け、コレクションとしても楽しめるよう工夫されている。

 特別展記念のこま製作は、県が推進する「青少年アンビシャス運動」の一環で、太宰府市国分地区を拠点に小学生たちへの和ごま競技普及に努める藤田さんが、九博に提案。開館10周年の節目に新しいオリジナルグッズを検討していた九博が応じて実現した。

 和ごまの伝統工芸で知られる八女市から木地ごまを仕入れ、九博提供の写真データを藤田さんの知人のデザイナーがこまに合うようにデザイン。藤田さんが自宅のプリンターで印刷して仕上げる。こまは1個648円。販売益は同協会主催の太宰府天満宮和ごま競技大会の費用に活用されるという。

 さいふごまの実演指導が25日午後1時から、同館である。指導するのは和ごま競技普及協会が認定した小学生6人。藤田さんは「異年齢の子どもたちが交流する遊具として最適。この機会に、自立心も育むこまの魅力を多くの人に知ってほしい」と話している。

 ▼さいふごま 大宰府に左遷された菅原道真公が同行した幼子を慰めるために持参したこまがこの地で広まったことに由来。昔から太宰府天満宮への参拝を「さいふまいり」と称することから、さいふごまと呼ぶようになったとされる。


=2015/01/23付 西日本新聞朝刊=

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