「子ども・子育て支援新制度」 開始目前 Q&A(上)

福岡市が通知する新制度の認定証。市町村によって書式は異なる 拡大

福岡市が通知する新制度の認定証。市町村によって書式は異なる

 ●認定証あるのに保育所入れない 市町村独自 支援事業も  ●保護者の状況が変わったら 新たな認定、手続き必要 
 いよいよ4月から「子ども・子育て支援新制度」が始まります。深刻な待機児童問題の解消に向け、保育の量と質の充実を図るのが狙いですが、保護者にとってはいまだに分かりづらいという声もあります。今週と来週(21日付)の2回にわたり、新制度で変わる部分の注意点をおさらいします。

 ‐住んでいる市に保育所の利用を申し込んだら「認定証」をもらいました。これは何に使うの?

 保育所や幼稚園など、施設やサービスを利用する際に必要となる大切なものです。保護者ではなく、一人一人の子どもに対して通知されます。親の状況や子どもの年齢で1、2、3号の3種類あり、それによって利用できる施設が決まります。認定証に「○号」と書いているので、その子がどんな施設やサービスが利用できるのか、図でチェックしてみてください。

 ‐認定証はあるのに、4月から保育所に入れないと言われたのですが…。

 認定証は保育所や幼稚園などを利用できる「資格があること」を証明するもので、実際に利用できるかどうかは別問題です。入れないと言われた場合、(1)新制度に移らない幼稚園(3歳以上)(2)認可外保育所(3)一時預かりや子育てサークルなど市町村独自の子育て支援事業を利用‐などを検討することになるでしょう。住んでいる市町村に、どんなサービスがあるか確認してください。

 認可保育所は空きが出れば入れるため、認可保育所を希望する場合、年度途中からでも申し込みをしておくとよいでしょう。一度申し込むと原則1年間は「希望者リスト」に登録され、空きが出るのを待つことになります。これは今までと変わりません。

 ‐仕事を辞めたり、育休に入ったり、保護者の状況が変わったら認定証はどうすればいいの?

 認定証を返却したり、新たな認定を受けたりする必要があります。「就労」「疾病」「育休」「妊娠・出産」など、認定要件が変わるたびに、手続きが必要になります。引っ越しなどで居住する市町村が変わる場合、元の市町村に認定証を返却し、新しい市町村で新しい認定証を取得しなければなりません。また、求職中の場合、原則3カ月経過しても就職できないと認定要件を失い、保育所などを利用できなくなるので注意しましょう。

 ◇(下)では利用時間や料金の変更点を確認します。


=2015/03/14付 西日本新聞朝刊=

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