歴史たどる名品一堂に 「100の唐津焼展」開催

人間国宝・中里無庵さんの唐津井戸茶碗(ちゃわん)銘「花火」 拡大

人間国宝・中里無庵さんの唐津井戸茶碗(ちゃわん)銘「花火」

■佐賀・唐津市で5月5日まで 
 九州を代表する焼き物の一つ、唐津焼の世界を紹介する「100の唐津焼展-古唐津・献上唐津・中里無庵-」が5月5日まで、佐賀県唐津市新興町の唐津市近代図書館美術ホールで開かれている。入場無料。

 唐津焼は肥前(現在の佐賀・長崎両県)で焼かれた陶器の総称。土の味わいを残した素朴で力強い作風が特徴で、現在も同市内では約70の窯元が作陶に励んでいる。実用品としても高く評価され、「用の美」にあふれた魅力で多くの陶芸ファンの心をつかんでいる。

 会場では約400年におよぶ唐津焼の歴史を、桃山時代から江戸初期に焼かれた「古唐津(こがらつ)」を中心に紹介。将軍家に贈るために唐津藩の御用窯「御茶〓(〓は「怨」の「心」が「皿」)窯(おちゃわんかま)」で焼かれた「献上唐津(けんじょうがらつ)」や古唐津の復元に尽力した重要無形文化財保持者(人間国宝)の中里無庵さん(1895~1985)が手掛けた名品を含む約100点を通じて、その変遷をたどることができる。

 4月1日と月曜休館(5月4日は開館)。問い合わせは同市教育委員会生涯学習文化財課=0955(72)9171。


=2015/03/31付 西日本新聞朝刊=

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