『大江氏興亡三千年』  大江隻舟 著  (2700円)

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『大江氏興亡三千年』大江隻舟著(2700円)

 平安時代に学者として活躍した大江匡房(まさふさ)や、毛利家の始祖である大江季光(すえみつ)など歴史に名を残す人物を輩出した大江家。その一族の血脈を神話の時代にまでさかのぼり解き明かす。

 著者は一族の末裔(まつえい)で福岡市東区在住の郷土史研究家。全国各地の大江(大枝)神社をはじめ、北海道の大江村、旧領地の新潟県柏崎市などゆかりの地を訪ね、分家も含めた家系図を丹念に調べた力作だ。薬子の変、承久の乱など大江氏に関わりが深い歴史上の事件についても記述した。

 これまで『大江廣元改姓の謎』『鎌倉争乱と大江一族』の2冊を本社から発行しており、ルーツを探る3部作の完結版。ひたむきな情熱で十数年の歳月を費やして全国各地を訪ね歩いた行動力に脱帽だ。 


=2015/04/05付 西日本新聞朝刊=

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