体験農園始めませんか 農家が種苗準備、指導 2月17日 福岡市

 ■福岡県の21園主 説明会
 
 プロの農家の指導の下、1年間で20~30種類の野菜を作ることにより、誰でも野菜作りの名人になれる農業体験農園。「菜園カルチャースクール」と呼ばれ、首都圏で人気を集めるこの取り組みを九州でも広げようと、福岡県で体験農園を開く園主たちが一堂に会し、2月17日、福岡市でシンポジウム(説明会)を開く。共催する県農林水産部食の安全・地産地消課課長の川口進さんに、Q&Aでその狙いを聞いた。

 Q 市民農園との違いは。

 A 園主である農家が野菜の作り方を直接指導してくれること、そして野菜作りに必要な農具や種苗をすべて準備してくれることが主な相違点です。

 Q 料金は。

 A 野菜作りの指導料と、できた野菜の持ち帰り料として、1区画(30平方メートル)年間4万円前後が多いです。3千円程度の月謝で、一生使える野菜作りの技が身に付くと思えば、安いものだと思います。

 Q 植える作物は園主が決めるそうですが。

 A 野菜には連作障害といって、同じ場所に作ると病気が出やすくなったり、収穫量が少なくなったりする品目があり、周到な栽培計画が必要です。そのため、園主である農家が作付けする野菜の組み合わせなどの栽培計画を決め、指導するのです。

 Q 農園に通う頻度は。

 A まず、講習会が毎月1回、開かれます。手入れは季節によって違いますが、生育が最も早い夏場なら週1回は行きたいところ。野菜がけなげに育つのを見ると、だんだん行きたくなりますよ。

 Q 栽培は無農薬でやりたいのですが。

 A 旬の野菜しか作らないので、どこの農園も基本的に農薬はなるべく使わないようにしています。無農薬を宣言している農園もあります。ただ、条件によっては防除が必要なときもあるので、その場合は園主と相談してください。

 Q どんな人たちが会員になっていますか。

 A 小さいお子さんのいる30代の夫婦や、定年後の生活を見据えた50代が多く、若い女性にも結構人気があるようです。個人、家族以外では、会社の福利厚生として社員で取り組んだり、子どもに指導するのにまずは先生が学ぼうと、幼稚園や保育所で契約したりする例もあります。

 Q どんな人に呼び掛けていますか。

 A 野菜作りをやってみたかったけど、なかなか一歩踏み出せなくて、という方にお勧めです。細かなテクニックも学べます。また、企業にとっても従業員の定年後の生活設計の一助として、体験農園をあっせんするメリットがあるのでは、と考えています。

 Q シンポの見どころはどんなところですか。

 A 話を聞くだけで、自分も元気野菜を作ってしまいたくなるNPO法人「大地といのちの会」代表の吉田俊道さんの話。そして、福岡県内各地にある農園の園主21人のメッセージが聞けて、直接相談もできる初めての企画です。

 プロが教えるので豊かな収穫も楽しみですが、土に触れることはどんな人も幸せな気分にしてくれます。いわば、幸せも収穫できる農園。福岡県は「県民幸福度日本一」を目指しているので、たくさんの方に入園していただきたいですね。

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 ▼農業体験農園シンポジウム 2月17日午後1時半~4時半、福岡市博多区博多駅前2丁目の福岡ファッションビル。無料。先着260人。希望者は住所、氏名、電話番号を明記し、福岡県農林水産部食の安全・地産地消課へ、メール(shokuchi@pref.fukuoka.lg.jp)、ファクス=092(643)3573、郵送(〒812─8577、福岡市博多区東公園7の7)で申し込む。2月8日締め切り。問い合わせは同課=092(643)3575。

=2013/01/30付 西日本新聞朝刊=

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