『おっしょい!山笠 石橋清助聞書』  保坂晃孝 著  (1365円)

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『おっしょい!山笠石橋清助聞書』保坂晃孝著(1365円)

 博多祇園山笠の季節が巡ってきた。福岡市を代表する、国指定無形民俗文化財のこのお祭りは例年通り7月1日朝、華やかな飾り山笠の公開で開幕。同15日早朝の勇壮な“追い山”でフィナーレを迎える。

 今年も各山笠の標題(テーマ)が発表になった。それによると、来年のNHK大河ドラマが「軍師官兵衛」と決定したことから、福岡藩の藩祖・黒田如水(官兵衛)を題材したものが多く、早くも福博の話題に。

 本書は772年の伝統を誇るお祭りの運営団体・博多祇園山笠振興会の6代会長、故石橋清助さんの聞き書きであるが、聞き手も山笠取材歴36年というベテラン記者。2人が知識を総動員してまとめ上げた一冊である。

 博多祇園山笠は各流の自治の上に成り立っており、全体の運営、組織、諸行事は参加者でも分かりにくい。そのため、巻末に各流の特徴と区域、山笠の構造と舁き手の交代の仕方などを図で説明。併せて略史も掲載し、見物の手引書の要素も持たせている。

 《四六判・1365円》


=2013/06/23付 西日本新聞朝刊=

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