九州で大雨、荒れる 八代 用水路落ち女性重体 新幹線に乱れ

大雨による九州新幹線の運転見合わせを伝える掲示板=26日午後11時半ごろ、JR博多駅 拡大

大雨による九州新幹線の運転見合わせを伝える掲示板=26日午後11時半ごろ、JR博多駅

 梅雨前線が活発化した影響で、九州地方は26日、広い範囲で強い雨に見舞われた。熊本県八代市では80代女性が用水路に落ち意識不明の重体になったほか、九州新幹線が一部区間で運転を見合わせるなどの影響が出た。福岡管区気象台は同日夕にかけ、九州南部を中心に局地的に1時間に50ミリから80ミリの非常に激しい雨が降る恐れがあるとして、土砂災害などへの警戒を呼び掛けている。

 福岡県内では同日午前、1時間の最大雨量が糸島市で42ミリ、添田町で33・5ミリ、福岡市で33ミリなどの激しい雨を観測した。同気象台によると、同県内の大雨のピークは越えたという。

 九州各地の降り始めから26日午前11時までの総雨量は、鹿児島県鹿屋市吉ケ別府436・5ミリ▽宮崎県えびの市368ミリ▽熊本県湯前町184・5ミリ▽大分県日田市椿ケ鼻163ミリ▽福岡県添田町野田151・5ミリ。

 熊本県八代市南平和町では26日午前7時15分ごろ、雨で増水した用水路に女性がうつぶせで浮いているのが見つかった。八代広域消防本部によると、女性は近くに住む80代で用水路に転落したとみられる。鹿児島県南さつま市では、土砂が住宅に押し寄せ、窓ガラスが割れ、女性が手に軽傷を負った。昨年7月の九州北部豪雨で被災した熊本県阿蘇市では25日夕から26日にかけ、4カ所の自主避難所で計11世帯23人が、また南阿蘇村では8カ所で17世帯36人が夜を明かした。

 交通機関にも乱れが生じた。九州新幹線が熊本-鹿児島中央間で運転を一時見合わせたほか、JR日豊線や鹿児島線、日田彦山線などで運転見合わせや遅れが出た。

 また、福岡県防災企画課によると、行橋市泉中央7丁目で道路が一時冠水した。県内で人的被害はないという。

=2013/06/26付 西日本新聞夕刊=

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