九州大、火山専門家の育成強化 16年度に拠点設置

 九州大(福岡市)は、火山専門教育拠点を2016年度に設けると発表した。物理や地質、生物など理学全分野の研究者が協力する総合的な新カリキュラムが特徴だ。近年は各地の火山活動が活発化しているが、国内の研究者は約80人と少ないため、火山の研究手法や監視で活躍できる人材の育成を強化する。

 記者会見した清水洋・地震火山観測研究センター長は「火山が多い九州は実地研究に恵まれている」と指摘。現場演習など実践的な教育に力を入れる考えを示した。

 拠点は、理学研究院に設置する。九州大は従来、主に観測研究を行う火山物理学、岩石を研究する火山地質学に分けて研究者を養成してきたが、新カリキュラムは幅広い分野からアプローチ。噴火による生態系の変化や、宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線測定による火山内部の透視といった体系的な研究をする。

 気象庁から社会人の大学院生を受け入れ、火山観測のトレーニングを実施。火山災害が多い東南アジアから留学生も募集する。

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