熊本地震で文化財も大きな被害 阿蘇神社「楼門」倒壊

 熊本県で続く地震は文化財にも大きな被害をもたらした。熊本県阿蘇市の「阿蘇神社」では16日未明の地震で、国の重要文化財に指定されている「楼門」が倒壊した。

 阿蘇神社は観光名所の一つで、住民らが五穀豊穣を祈って縄の先に付いたたいまつを振り回し、炎の輪をつくる「火振り神事」で知られる。神社によると、国の重要文化財の「一の神殿」などは倒壊を免れたが、傷んだ箇所があるという。

 県によると、最大で震度7を観測した14日の地震では、熊本城(熊本市)で石垣が崩れるなどしたほか、日本最大級の石造りアーチ水路橋として知られる通潤橋(同県山都町)も被害を受けた。

 日本赤十字社発祥の地とされる洋館「熊本洋学校教師ジェーンズ邸」(熊本市中央区)も、16日未明の地震で全壊した。市によると修復は困難で、担当者は「貴重な遺産がなくなり残念」と肩を落とした。

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