地震活動活発、増加傾向に 広範囲で揺れ、警戒続く

 熊本、大分両県を中心に相次ぐ地震で、気象庁は19日、両県にまたがる三つの震源域では依然として活発な活動が続いているとの見解を示した。地震は減少しつつあったが、18日夜の震度5強以降は増加傾向に転じ、14日夜からの震度1以上は650回を超えた。

 19日午後5時52分には熊本県熊本地方でマグニチュード(M)5・5、震度5強を観測する地震が起きた。熊本地方では19日午後8時47分にもM5・0、震度5弱の地震があった。いずれも「横ずれ断層型」とみられ、震源は地震活動が活発な地域の南端付近で、ほぼ同じ場所だった。同庁は今後も震源域内の広範囲で強い揺れが起きる可能性があるとして警戒を求めている。

 気象庁によると、震度7が起きた14日午後9時26分から、20日午前0時までに観測した震度1以上は652回に上った。うち震度7は1回、6強と6弱は各3回、5強は3回、5弱は7回、4は72回。19日は81回だった。

 震源域は熊本地方、同県阿蘇地方、大分県大分地方の三つに分かれている。熊本地方で14日夜、M6・5が発生し、16日にはM7・3が起きた。その後、震源域は阿蘇、大分両地方に拡大した。

 阿蘇地方では、16日にM5・8が2回、18日夜にもM5・8が発生。気象庁は阿蘇地方の3地震について「どれが本震か分からない。本震の後に余震が続く単純なタイプの地震ではない」として、今後の活動に警戒を強めている。3地域以外の地震活動や、熊本県の阿蘇山の観測データに変化はないという。

 気象庁による19日午後1時半までの集計では、M3・5以上の地震回数は、1995年以降に内陸や沿岸部で起きた同規模の地震の余震回数と比べると、2004年の新潟県中越地震に次ぐ2番目のペース。

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