文化庁、熊本城修理「最大規模」 日本財団は資金提供

 文化庁は22日、地震で激しく損壊した熊本城(熊本市中央区)を視察し、豊城浩行主任文化財調査官は「(築城から)400年間残ってきた石垣の被害の大きさに驚いた。熊本城の修理としては過去最大規模になる」との見通しを示した。

 「東十八間櫓」など国の重要文化財13カ所全てで被害を確認。13カ所とは別に天守閣にあり、国の重文となっている、江戸時代の参勤交代に用いた船の一部「細川家舟屋形」は無事だった。

 豊城調査官は「現段階で修理の期間や規模は分からないが、文化財としての価値が落ちないようにしたい」と述べた。

 一方、日本財団の尾形武寿理事長は22日、熊本市役所で大西一史市長と熊本県の蒲島郁夫知事と会談し、熊本城の修復資金30億円、家屋が損壊した世帯への見舞金など被災地支援に63億円を提供すると伝えた。

 尾形理事長は「熊本城は県民、国民の誇り」と述べると、大西市長は「熊本城再建は市民が元の暮らしを取り戻した証しになる」と歓迎、蒲島知事は「熊本城は観光の柱。復興は将来の発展に結びつく」と話した。

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