九州新幹線が熊本へ、博多から 地震以来9日ぶり再開

 九州新幹線は23日、熊本地震の影響により不通となっていた区間のうち、博多(福岡市)―熊本(熊本市)の約98キロで営業運転を9日ぶりに再開した。これに先立ち、朝から試験列車を走行した。本州側や福岡県と熊本県をつなぐ大動脈の復活により、被災地の再建が加速しそうだ。

 新水俣(熊本県水俣市)―鹿児島中央(鹿児島市)の約84キロは20日に運転を再開しており、全長約256キロの7割に当たる区間が復旧した。残る不通区間は熊本―新水俣の約74キロとなる。

 23日は正午前から上り10本、下り11本(1本は筑後船小屋まで)を運行。24日以降は上下15本ずつに増やす。全列車が8両編成で各駅に停車。防音壁の落下などの損傷箇所に応急処置を施した新玉名(熊本県玉名市)―熊本の区間で速度を落とすため、所要時間は通常より長い約1時間となる。山陽新幹線との相互乗り入れは実施しない。

 熊本―新水俣については、熊本駅の南側で脱線した列車の撤去作業が続いている。JR九州は23日にも撤去を完了できるとの見通しを示しているが、この区間を含めた全線再開のめどは立っていない。

 地震で不通となった交通網は、在来線のJR鹿児島線が21日に全線で運転を再開。熊本県内の植木―八代インターチェンジ(IC)の56キロが通行止めとなっている九州自動車道は、来週前半に嘉島ジャンクション―八代ICの33キロなどが通れるようになる予定で、着実に復旧が進んでいる。

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